ジェイド「はーい、ということで、やってきましたカーティス道場第3回」 アニス「大佐、ノリノリですね♪」 ジェイド「こういう司会進行などは、軍の会議などでも慣れていますからね♪」 ルーク「って、キモっ!? 男が語尾を弾ませるなよっ!?」 ジェイド「まったく、うるさいですねぇ、この愚かなりし死者は。 …………実験してしまいますよ(ボソリ)」 ルーク「────っ!?」 (ジェイドの一言に、びくっと一気に間合いを離すルーク) ジェイド「おやおや、その反応は傷つきますねぇ。冗談ですよ、冗談」 アニス「まるで冗談に聞こえませんでしたけどね〜」 ジェイド「何か言いましたか、アニース?」 アニス「大佐って素敵だなぁって言っただけですよ〜」 ジェイド「おやおや、それは照れますねぇ〜」 (まったく目は笑っていない二人がニコニコと顔を合わせる) ルーク「…………な、何だ、この魔空間は? さ、最悪な人選だ……」 ジェイド「ともあれ、気を取り直して、今回の死因です。 ラルゴが逃走ざまに放った一撃を、ガイを庇うことで避けきれずに、グシャリ。 ……おや、珍しくマトモな死因ですね」 アニス「ホントだ。もっと間抜け死因を想像してましたよ」 ルーク「お、俺っていったい……」 (ずーんと落ち込むルークを余所に、推測を続けるジェイドとアニス) ジェイド「何か変化の理由があるのでしょうね」 アニス「変化ですかぁ? そうなの、ルーク?」 ルーク「ま、まあな。変わるって、誓ったからな…………って、何だよ!?」 (ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべるジェイドとアニス) ジェイド「いやいや、ごちそうさまです」 アニス「大事な大事なティアとの約束だもんねぇ」 ルーク「んなっ!? いや、ち、違……」 ジェイド「違うのですか?」 ルーク「うっ、ち、違わないけど……」 アニス「違わないんだ。やっぱり、愛の力は偉大ですね、大佐」 ジェイド「ええ。やはり愛が人を変えるのですねぇ」 (ニヤニヤと生暖かい視線がルークに向けられる) ルーク「お、おおお、俺にどう応えろってんだよ─────っ!!」 (顔を真っ赤に染め上げ、走り去って行くルーク) ジェイド「おやおや、行ってしまいましたか。若いっていいですね」 アニス「私としては大佐の実年齢の方が気になりますけどね♪」 |