おまけ其の八・テオルの森で六神将と戦闘







ジェイド「はーい、ということで、やってきましたカーティス道場第3回」


アニス「大佐、ノリノリですね♪」


ジェイド「こういう司会進行などは、軍の会議などでも慣れていますからね♪」


ルーク「って、キモっ!? 男が語尾を弾ませるなよっ!?」


ジェイド「まったく、うるさいですねぇ、この愚かなりし死者は。
     …………実験してしまいますよ(ボソリ)」

ルーク「────っ!?」


(ジェイドの一言に、びくっと一気に間合いを離すルーク)


ジェイド「おやおや、その反応は傷つきますねぇ。冗談ですよ、冗談」

アニス「まるで冗談に聞こえませんでしたけどね〜」

ジェイド「何か言いましたか、アニース?」

アニス「大佐って素敵だなぁって言っただけですよ〜」

ジェイド「おやおや、それは照れますねぇ〜」


(まったく目は笑っていない二人がニコニコと顔を合わせる)


ルーク「…………な、何だ、この魔空間は? さ、最悪な人選だ……」


ジェイド「ともあれ、気を取り直して、今回の死因です。
     ラルゴが逃走ざまに放った一撃を、ガイを庇うことで避けきれずに、グシャリ。
     ……おや、珍しくマトモな死因ですね」


アニス「ホントだ。もっと間抜け死因を想像してましたよ」


ルーク「お、俺っていったい……」


(ずーんと落ち込むルークを余所に、推測を続けるジェイドとアニス)


ジェイド「何か変化の理由があるのでしょうね」

アニス「変化ですかぁ? そうなの、ルーク?」


ルーク「ま、まあな。変わるって、誓ったからな…………って、何だよ!?」


(ニヤニヤと人の悪い笑みを浮かべるジェイドとアニス)


ジェイド「いやいや、ごちそうさまです」


アニス「大事な大事なティアとの約束だもんねぇ」


ルーク「んなっ!? いや、ち、違……」


ジェイド「違うのですか?」


ルーク「うっ、ち、違わないけど……」


アニス「違わないんだ。やっぱり、愛の力は偉大ですね、大佐」


ジェイド「ええ。やはり愛が人を変えるのですねぇ」


(ニヤニヤと生暖かい視線がルークに向けられる)


ルーク「お、おおお、俺にどう応えろってんだよ─────っ!!」



(顔を真っ赤に染め上げ、走り去って行くルーク)



ジェイド「おやおや、行ってしまいましたか。若いっていいですね」


アニス「私としては大佐の実年齢の方が気になりますけどね♪」





……弄るだけ弄って、特に落ちも無く、

 カーティス道場・第参回

  完!!






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