アニス「……はいはい。そーいうことで、カーティス道場、人気投票集計記念、入賞者インタビュー編ですよーと。 ……ふぅ、やれやれ」 ジェイド「おやおや、随分とやさぐれてますねぇ、アニスは」 ルーク「………なんか、前のタルタロスのときよりもひどい状態だよな」 アニス「そりゃやさぐれもしますよ! な・ん・で・あの根暗ッタが、第五位入賞!? あーりーえーなーいー!?」 (グルングルン頭を回すアニス。それを見据え、メガネを押し上げる大佐) ジェイド「まあ、私たちは出番がある分、マイナーな方々に同情票があつまったということでしょうね」 ルーク「……何気に一番ひでぇな、ジェイド」 ジェイド「それほどでもありませんよ。 ともあれ、では、さっそく一人目、第五位入賞、アリエッタさんの登場です」 アニス「……ぶーぶー!」 ルーク「って、おいおい……。あー、ぱちぱちぱちー」 (拍手がブーイングを掻き消す中、不気味人形を胸元に抱き、モジモジとアリエッタ登場) アリエッタ「み、みんな、あ、ありがと……。アリエッタは、うれしい……です。 これからも……その、イオンさまのために、がんばります!」 ジェイド「いやー、純真なコメントが胸を打ちますねぇ。 アニスと同じ導師守護役だった人とはとてもとても思えませんねぇ」 ルーク「……まあ、あの腹黒ロリと比べりゃな」 (やや離れた位置でぼそぼそとコメントする二人。そのとき、アニスがアリエッタにずんずん近づく) アニス「……票数で買ったからっていい気になるじゃないよ、根暗ッタっ!」 アリエッタ「うぅ……アニスのいじわるっ!!」 アニス「ふんっ……何よ? やろーって言うの?」 アリエッタ「アリエッタ根暗じゃないもん! アニスのバカバカバカーッ!」 アニス「……いいわよ。今日はペットも居ないし、相手してやろうじゃん、根暗ッタ!」 アリエッタ「うぅっ!! もう許さないんだからぁっ!」 (次々放たれる攻勢譜術の閃光と爆音、言い争うアリエッタとアニスの声が急速に遠ざかっていく) ジェイド「………行ってしまいましたね」 ルーク「…………やっぱ女って怖ぇー……」 ジェイド「ま、ということで、第五位入賞者、アリエッタさんのコメントでした」 ルーク「次回は第四位……って、あいつかぁー……」 |